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プレミアリーグ略歴
一世紀以上にも及ぶイギリスのフットボールの歴史も、80年代後半から改革の波に揉まれてきました。フーリガンによる暴力や殺人事件が、ヨーロッパの遠征地やスタジアムで相次いで起こり、ついにはイギリスのクラブはカップウィナーズ・カップ、ヨーロピアン・カップ(現チャンピオンズリーグ)、UEFAカップなどのヨーロッパ戦から出場禁止の審判が下ります。それに伴う、代表チームの停滞、ファミリーや女性の観戦客の減少、クラブの収入の劣化等々、弊害は甚大でした。89年にはノッティンガム・フォレストのホームグラウンド、ヒルズバラで96人もの命が奪われる惨劇があり、90年代に入ると一気にフットボール界全般のリストラへと拍車がかかりました。フーリガンの取り締まり、立見席の撤廃、各クラブレベルでのクラウド・コントロール(群集管理)の整備や、観客の安全対策の強化が盛んに活発化する中、、新しい時代のフットボールヒーロー「ガザ」ことポール・ガスコインの活躍等も手伝って、ようやく女性やファミリーが安心して観戦できる環境が整ったのです。それに伴い、イギリスのクラブチームもヨーロッパのカップ戦への出場が認可され、ヨーロッパのフットボールが身近なものへと戻ってきました。ヨーロッパ戦に復帰したその年、91年には前シーズン「ランベローズ(スポンサー名)・カップ」(Jリーグのナビスコ杯にあたるイギリス国内のリーグ戦)の覇者であるマンチェスター・ユナイテッドがカップウィナーズ・カップに参戦し、見事優勝を果たしました。マンチェスターはこの優勝を機に驀進劇を繰り広げるのです。それまでは単にイングリッシュ・リーグのファーストディビジョンと呼ばれていたリーグでしたが、92-93のシーズンからサテライトのスカイスポーツが独占的放映権を握ると同時にプレミアリーグが発足したのです。

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サッカー用語の違い
まずは目立った違いから・・・
日本で言う所の
センタリングは、イギリスでは、主にクロス(cross)と言います。また、日本で言うPKは、通常はただのペナルティー(penalty)、PK合戦はペナルティー・シュートアウツ(penalty shoot outs)ロスタイムはストッペイジ・タイム(stoppage time)又はインジュリー・タイム(injury time)と言われ、Vゴールはゴールデン・ゴール(Golden Goal)、バックチャージ等で使われるチャージチャレンジ(challenge)と言われます。
他には・・・
センターハーフ → ゴール前を守る2人のディフェンダーの片方
レフト/ライト ウイング(フランクとも言う) → サイド攻撃やクロスを仕掛ける右と左のサイドにいる選手(ウィンガー)
アンカリング・ミッドフィールダー → ミッドフィールドでボールを奪い前にパスするのを専門とするミッドフィールダー

ジャージーってなに?
ユニフォームは様々な呼び方をされますが、ユニフォームとは通常言いませんキット、ストリップ、シャツなどなど。しかし主にジャージーと呼ばれます。また日本で言う所のジャージーはイギリスではトラック・スーツと言います。但し、イギリスで日本のジャージーのようにサッカーのトレーニング時に着用する衣料は、殆どコットンを利用しています。綿素材が中心のスウェットスーツや軍隊でも利用されているドリルスーツ(デニムの用に固い綿100%の素材)、ポリエステル地のトラックスーツは練習用というより、ウォームアップや移動時に着用されているようです。肝心な靴ですが、これはさて何と言うでしょう?下の選択肢から選んでください。

a. ブーツ
b. サンダル
c. ローファー
d. フッティーズ

正解はa.のブーツです。余談ですが、イギリスでは車のトランクもブーツと呼びます。


監督の呼び方
最近ではオシャレに「コーチ」って言われるのが主流になってますが、つい最近までは「マネジャー」が一般的でした。では、選手達は自分のコーチを何て呼んでいるんでしょうか?

ボス(Boss)  ボスはボスですよね。マフィアのボスのように日本的に言えば「カシラ」みたいな。
ガヴ(Gov)
ガヴァナー(Governor) 「ガヴ」は「ガヴァナー」の略で、ちょっと労働者っぽい言い方ですね。「大将」みたいな感じですか?

選手同士
日本のような運動界系のタテ文化はなくて、経験や年齢に関係ない実力の世界。だから新人も先輩だろうが平気でファーストネームか愛称で呼び合うのがイイですね。

ファンから選手
ファンも同様に、コーチや選手をニックネームで呼びます。マンチェスター・ユナイテッドの名監督サー・アレックス・ファーガソンの事をチビッコファンが「アレックス!アレックス!」と言って平気で呼び止めますし、ベッカムの事も「デイビッド!」と呼びますね。ライアン・ギグスだったら、「ライアン」か、ニックネームの「ギグシー」みたいに。だって日本じゃいっくらファンだって、まさか西野監督の事を「西ちゃん」とは呼ばないでしょ?(そこんトコどうなんでしょうか?)外国人監督ならまだしも。マリノスのファンの方は「オジィ」って呼んでるんでしょうかね?そうそう、オジィ(オジィー・オーディーラースとイギリスでは発音されてました)はイギリスではよくからかわれる対象でした。彼の物まねをする芸人さんも多かったし、彼を取り上げたサポーターソングも結構ありましたから。


フットボール場のテラスって値段が高い席の事?
プレミアでは撤廃されてしまった立見席の事をフットボール用語で、 Terrace と呼ばれます。テラスって日本では、高級感のある言葉ですが、イギリス英語ではちょっと逆っぽい意味合いがあるので、お間違えのないよう・・・ その他の立見席の言い方 
Kop(コップ)小高い丘っぽい意味です。Copだと発音は同じだけど、刑事(デカ)意の俗語です。
Standing room(スタンディングルーム)文字通り、立場所という意味。
ちなみにイギリスでは劇場やコンサートホールの2階の事をCircle(サークル)席と言います。(余談ですが・・・)
テラスだ、コップだ〜が自在に使えたら、相当なフットボール通ですね。



「0」、「零点」の言い方
通常発音される0=Zeroはフットボールを語る時、滅多に使われません
最も共通しているのがBBCラジオの公式なフットボールリザルト(結果)を呼び上げる番組で利用される言い方で、「Nil=ニル」と言います。公式と言うのはここで読み上げられた結果がFootball Poolsフットボールプールズ(いわゆる日本でも導入されるサッカーくじみたいなモノでブッキングオフィスで賭けるベッティングとは異なる)の公式な結果だからです。例えば、チェルシーがマンチェスターUに2−0で勝ったならば、ラジオでは「Chelsea Two, Manchester United Nil」と必ずホームチームの結果を先に読み上げます。(新聞も同様、左に表記されるのが自動的にホームチーム)熟練したアナウンサーが読み上げると、スコアに感情が入っているのが素晴らしいのです。例えばチェルシー、ツーはちょっと声のトーンを明るめにして読み、マンチェスターユナイテッドは感情を入れずに読み上げ、「ニル」で声のトーンを一気に落とすんです(ギターでいうならメジャーコードとマイナーコードの差みたいな・・・)。この「ニル」の言い方は逆にアメリカでは余りしないそうです。イギリス発祥のスポーツはこのゼロの言い方がニクイですよね。例えばテニス。ゼロを「Love=ラブ」なんて言うワケですから。最もフットボールでは絶対に「Love」は使いませんケド。
その他の0点の言い方は、「Zilch」ジルチ、 「None」ノン、 「Nothing」ナッシング、 「Ou」オー(アルファベットの「0」と兼ねて)、 「Naught」ノート、 「Zero」ジーロゥ(ゼロの正確に近い発音)、 「Scoreless」スコアレス、 「Goalless」ゴールレス、「No Goal/Score」 ノーゴール/スコアなどなど。


Footie English

テレビの実況で良く使われるフレーズやスタジアムでのヤジなど、サポーターなら知っておきたい言葉を解説します

Donkey  
ロバ=走りや動きが遅い、或いは切れの悪い選手、「トロいぜ〜」って感じです。
代表選手:トニー・アダムス

A flower seller 
「花売り」ってことですが、要するにナヨっとしてハードなタックルをしないような 選手に対する冷やかし。代表選手:ダーレン・アンダートン。

past sell-buy date 
「賞味期限が過ぎてる」という意味です。つまり・・・ちょっと精彩のない、ひとヤマ越えた選手ですね。
例:トニー・アダムス(アースナルのサポーターの皆さん、ス
イマセン・・・ ちょっとこれほど当てはまる人が思い浮かばないので・・・)

Headless chicken 
頭をちょん切られたニワトリは頭がなくなったことに気づかないで右往左往する様子から、ボールのある場所へあっちこっち意味なく飛びつく選手に対してこう言います。
代表選手:若かりし頃のポール・ガスコイン


これからもシリーズで続けて行きます!

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フットボール・スキャンダルズ
フットボールの八百長!?
先日、某スポーツ新聞のサッカーコラムで取り上げていたトピックス「サッカーで八百長は不可能なハズ・・・」について、リバプールの選手の八百長事件をこのページでリポートします。

ジンバブエ代表でもあり、リバプールで長年正GKを務めた、ちょっと変わったルックスのブルース・グラベラー選手を覚えていますか?彼は、長年に渡ってリバプールと共に数々の名誉ある実績を築いたプレイヤーです。その彼に、大衆紙がいわゆる「八百長」の嫌疑をかけました。そう、ゴールキーパーであれば(やろうと思えば)八百長は可能ですよね。セーブ出来るボールをファンブルしたり、ゴールを決められたとしても決定的なミスをした程度にしか思われないでしょう。ところが、この大衆紙によるとグラベラー選手は、自分の出場した試合を極東のシンジケートの賭け屋と組んで、八百長に荷担した証拠を握ったと報じました。「あん時つい試合に夢中になって、ゴールにすべきチャンスをセーブしちゃってさ〜。せっかくの儲けがぶっ飛んだぜ〜」にはじまる、数々の衝撃的発言がテープに収録されたとか、疑わしい写真がスポーツ紙や大衆紙の一面を飾りました。

当然の事ですが、イングランド協会のルールの中に、選手はフットボールの試合の賭けをしてはいけないという規制があります。ましてや、リバプールの大物選手が「Match Fixing」(マッチ・フィックシング)をしていたとなれば、社会的な大問題です。

歴史を振り返るなら、1965年に10人ものプロ選手が賭けをめぐっての八百長疑惑で有罪判決を受け、懲役刑に服されました。その首謀者であるジミー・ゴールド(当時マンスフィールド・タウン)が4年の懲役を受けたのが最も重く、元イングランド代表のトニー・ケイ他3名がイングランド協会から永久追放されました。

一試合ずつ細かく様々な賭けが出来るイギリスのフットボール・ベッティングだと、八百長の誘惑に負けてしまう選手もいる訳です。さて、ブルース・グラベラー選手に戻りますが、彼の八百長疑惑は証拠不十分で罪には問われませんでしたが、同じく当時ウィンブルドンの正GKであったハンス・セガース選手と共に、賭けをした事実は立証され、1997年12月にイングランド協会より1万ポンドの罰金と2年間の出場停止が言い渡されました。

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プレミアまめ知識
優勝回数(プレミアになってから)
マンU 6回
ブラックバーン 1回
アースナル 1回

ホームで最も得点したチーム
マンU (対イプスウィチ) 9-0 94年3月4日

アウェイで最も得点したチーム
マンU (対ノッティンガムフォレスト) 1-8 99年2月9日

最もスコアした選手
アンディー・コール
(93-94シーズン/ニューカッスル)
 40ゲーム出場で34ゴール

NEW!
歴代年間最優秀選手(Footballer Of The Year)
2000 ロイ キーン(マンチェスターユナイテッド)
1999 デイヴィド ジノラ(トッテナムホットスパーズ)
1998 デニス ベルガンプ(アースナル)

NEW! プレミア累積トップスコアラー(1992〜2000)
1. アラン シアラー(ニューカッスル) 176点
2. アンディ コール(マンU) 125点
3. レス ファーディナンド(トッテナム) 113点

NEW! イングランド代表トップスコアラー
1. ボビー チャールトン 49点
2. ギャリー リネカー 48点
3. ジミー グリーブス 44点

NEW! 高額移籍金トップ3
1. ニコラス アネルカ(アースナル→レアルマドリッド) 2250万ポンド(約 36億円)
2. アラン シアラー(ブラックバーン→ニューカッスル) 1500万ポンド(約 24億円)
3. ジミー ハッセルバインク(アトレイチコ マドリッド→チェルシー) 150 0万ポンド(〃)