ちいさな エピソード集
トッテナムサポーター親子に感動
随分前になりますが、トッテナムの試合を見ようと前売りチケットを買いにスタジアムへ行きました。当時は誰でも気軽に前売りチケットを買うことが出来ました。朝そこに着いた時は一番乗りで、窓口は直に開くから一回りしようと歩き出していた時に、父子連れとすれ違いました。開いた頃を見計らって窓口に戻ると先ほどの父子が窓口の前で立って開くのを待っていました。やっぱりチケットを買いに来たのだなと思っていると、窓口があきました。そして子供の方がお父さんに「ダディー、ホラ開くよ」と言ったら、このお父さんは子供に、「あの人達の方が先だったんだからね」と言って私達に先に買わせてくれたのです。な・なんて立派な人と感動しました。これが日本だったらとても考えられないと思いませんか?あの子はさぞかし立派な大人になるでしょう。それにしても譲り返さなかった自分がセコイ・・・
オールダムでの感動
プレミアリーグになる前の最後のファースト・ディビジョンはヨークシャーのリーズ・ユナイテッドが優勝するのですが、このリーズをオールダムというマンチェスターから5マイル位離れた小さな街で見た時の感動の逸話です。オールダムは今でこそ低迷していますが、当時はトップリーグに属していて最強リーグの中でもそこそこに活躍していました。初めて行ったこのスタジアムはまだ洗練されていず、スタンディング席もありました。収容キャパは2万人以下位でしょか?勿論優勝を狙っている強豪リーズとの試合は人気のタイで、発売まもなくしてソールド・アウトでした。自分はチケットを持ってなかったのですが、なんとかなるかもしれないと一縷の望みを抱いてスタジアムに向かいました。まだ、空きが目立ったスタジアムの駐車場に指示どおり車を駐車して、チケットの窓口に行きましたが一笑されてしまいました。しばらくタウツ(ダフ屋)を探しましたが、こんな田舎にいる訳もなく、諦めかけて車に戻ったらなんと、車は前後左右ぴっちりとありんこの隙間もなく駐車されていて、試合が終わるまで出せないのです。マイッタ!傍にいたパーキングスタッフに事情を説明して愚痴っていたら、このスタッフは女性だったのですが、仲間を呼んで「この女の子かわいそうなのよ、これこれしかじかで・・・チケットも持ってないんだって・・・・」と話し始めたのです。女の子ったってこのスタッフの女性の方が遥かに自分より年下に見えるのですけど・・・と思ってたところ、話相手の男性が「チケットないのに駐車しちゃったの?」、自分がうなずくと、「じゃあ、いいかい、このボクのスタッフのビブを貸したげるから、これ着てボクのあとに顔を下げて付いて来るんだよ。いいかい、頭をしっかり下げてね」といってビブを渡してくれました。歩き始めると「ところで君は、勿論ラティックス(オールダムの愛称)のファンだよね?」と訊いて来ました。思わず正直に首を振ってしまったら、まあイイけどねと笑われました。無事に中に入れ(しかもタダで)、小さなスタジアムだったのですごい醍醐味で試合も見れて、最高でした。ありがとう、ラティックスのパーキングスタッフの心優しい方々!今でもお礼がしたい位です。
リーズはそのシーズン4回しか負けなかったのですが、その内の1回がこのスタジアムでした・・・でも、絶対に真似しないで下さいね・・・
若かりしベッカムとの出会い
マンチェスターのソルフォードにある「クリフ」と呼ばれるMan
Uのトレーニング場は、サポーターも勿論見学が出来ます。(行ってみたい方は、メールで感想などを添えてご連絡ください。)つい5〜6年前までは大した施設ではなかったのですが、このチームの近年の成功により、このクリフも随分と様変わりして立派になりました。94年にアメリカでワールドカップがあった年末、このクリフにトレーニングを見に行ったのですが、当時Bチームで活躍していたべッカムを見かけたことを今でも覚えています。まだまだ青い顔立ちで、ひときわ可愛らしくて、既にサポーターの間では大人気でした。彼が若干18歳位の頃です。皆が「デイビッド、デイビッド」と呼んでサインを貰っていた彼のことを私は全く知らず、顔とファーストネームは覚えていたので後々もよくスタジアムの周りをうろついていたのを見かけたりもしましたが、まさかあんな大スターになるとは思ってもいませんでした。なんか可愛いから写真撮っちゃったのが今では貴重ですよね。
足を折ってフットボールを見に行ったこと
これもオールドトラッフォードですが、運悪く足を折って松葉杖を強いられて観戦したことがあるのですが、このスタジアムの細かい心遣いに感動しました。まずは車椅子の観戦者の設備が充実していること。何の苦もなくどんな少数派の人たちでも、人の手を煩わせることなく観戦できるのです。(車椅子専用席の予約が必要)これは松葉杖をついて観戦して初めて実感しました。しかも目の不自由な観戦者の為の実況中継が聞けるイアホンが設置してある席もあるのです。例え目が見えなくとも、興奮や感動は耳や肌で感じ取ることができるし、またそういった人が多くスタジアムで観戦したいと希望しているそうです。現在の最新情報は知りませんが、日本は国立競技場でさえ車椅子対応の設備がないと聞きました。非常に残念なことです。なんとか2002年までに一つでも多くのスタジアムがバルアフリーになる事を期待します。
デイヴィッド・バティー選手(リーズ・ユナイテッド)とJリーグのキャンプでのサイン事件(?)
一度面白いことに遭遇しました。当時まだ若かりしリーズ・ユナイテッドのMFデイヴィッド・バティーが初めてウェンブレー戦のイングランド代表に選ばれた時、待ち構えたチビッコファンが、「あんた選手?」て聞いたところ、「そうだよ」って答えていました。「じゃあ、名前は何?」とチビッコが更に訊ねると、「デイビッド・バティー」と彼は丁寧に答えました。チビッコも名前を聞いて思い出して「あ〜ぁ、じゃ、ここにサイン」と言ってサインさせてたのには笑えました。彼も悪びれず快諾してサインしてましたっけ。
それで思い出したんですが、実はとある野暮用でとあるJリーグの合宿に赴いた事があったのですが、地方の練習場は物珍しさで集まった地元のチビッコたちが大勢見学に来ていました。練習が終わるとチビッコたちが一斉に選手に近寄ってサインをねだっていました。その中で出遅れた一人がスタッフに盛んにサインを求めてたんで、スタッフが「選手じゃないよ」って断っていたのですが、どうしても誰かからサインを欲しかったらしくて、断ったスタッフに「選手じゃなくてもいいよ〜」っとねだったのを可哀相に思い、私が思わず「じゃあ、私がサインしてあげよっか?」と言ったら、喜んで「ウン!」と言うので、サインして上げてました(苦笑)。まぁ、本人が嬉しかったらそれでイイでしょ?
故デイビッド・ローカッスル(元アースナル、リーズ選手として有名)
プレミアニュースでもお伝え致しましたが、元アースナルやリーズ、そしてイングランド代表としても活躍したデイビッド・ローカッスルがリンパ腺ガンの為2001年3月30日他界しました。3児の父であり、33歳の若さでした。(;
;)
◎三獅子より
非常に残念です。彼がオーライリー(現リーズ監督)などと同様にアースナルからリーズへ移籍した時には、既に彼の選手としての魅力はピークを過ぎていましたが、彼がリーズのデビュー戦で白いユニフォームを着て登場した時は、アースナルのイメージが強くて違和感があったけれど、とても頼もしく思えました。リーズが優勝した92年の移籍だったと記憶しています。彼はオフの時はファンに丁寧で優しいジェントルマンだった事も思い出されます…。
RIP... (安らかに眠れ)

2列目の向かって左から4番目の選手です。 |
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