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2002 World Cup Match Reports |
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TOP
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2002年 6月21日 静岡スタジアム エコパ 15:30KO クォーターファイナル
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| イングランド |
1-2 |
ブラジル |
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| オーウェン 前半23分 |
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リバウド(前半47分)
ロナウジーニョ(後半5分) |
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イングランド |
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ブラジル |
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GK
1 シーマン
DF
3 アシュレー・コール
〜17 シェリンガム(後半34分)
6 キャンベル
5 ファーディナンド
2 ミルズ(Y)*
MF
8 スコールズ
4 シンクレア
〜23 ダイアー(後半10分)
21 バット
7 ベッカム
FW
10 オーウェン
〜 20 ヴァッセル(後半33分)
11 ヘスキー
〜17 シェリンガム(後半24分)
*Y=イエローカード
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GK
1 マルコス
DF
5 エジミウソン
4 ロッキ・ジュニオール
3 ルシオ
MF
6 ロベルト・カルロス
8 ジルベルト・シルバ
15 クレベルソン
2 カフー
11 ロナウジーニョ(R)*
FW
8 ロナウド
〜20 エジウソン(後半24分)
10 リバウド
*R=レッドカード(退場)
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ワノンワンが選んだマン・オブ・ザ・マッチ
ディヴィド・シーマン by Hige-sho ソル・キャンベル by
三獅子 |
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| ◆マッチレポ |
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ブラジル戦を控え、イングランドFAで働いていたという人物と「ブラジルvsベルギー」の試合を一緒にテレビ観戦する機会があった。その人物曰く、「今回のワールドカップは奇々怪々」(確かにその通り!フランスにしろ、ポルトガルにしろ、イタリアにしろ、アルゼンチンにしろ、賭け屋のオッズが低かった代表国はあっという間に帰国してしまった。それだけにとどまらず、ジダン、フィーゴ、トッティ、ヴェロン等、個人技が期待された選手はみな本領を発揮せずして無念にも帰国してしまったのだから・・・)。この人物は加えて言った「イングランドの今日までのプレイはあまりに稚拙。ブラジル対イングランド?ダニー・ミルズとロバート・カルロスの実力の差を比べれば、その結果は歴然としているさ」(そりゃ、そーだ!)。そこで、リーズファンの自分は彼にズバリ問うてみた、「何故、エリクソンは平均的なプレイヤーのダニー・ミルズを固定したんでしょうねぇ?」すると、彼は答えた「それが今のイングランドの深さだからさ!」
彼が言いたかったのは、イングランドは才能の宝庫ではないと言う事。分かり易い例を上げよう。サポーターの野次の格好の標的であったへスキー、そしてリーズですら不安定なミルズ、マンUのニッキー・バットにしては稲本選手同様、クラブチームのレギュラーさえ誰かが怪我しない限り奪えなかったレベルの選手だ。それもそのはず、イングランドは代表の最終選考の直前にシーズン後期のケガによって多くの才能をあきらめなくてはならないハメになったからだ。それでも、なんとかベッカムとダイアーは参戦を果たせたものの、ベストコンディションとは言い難かった。その上、決して若くないシーマンはブラジル戦中に悲惨なクラッシュでケガを負い、ベッカムもここに来てケガを押していた無理が祟って来たようだった。
デンマーク戦でボロ勝ちをした後、クォーターファイナルの対戦相手がブラジルと決定するや英国からイーメールが届き出した。そのどれもがイングランドの敗退を予言していた。でも、心の隅でひょっとしたらという希望は誰しもが持っている。そして23分我らがスモール・ジャイアント、マイケル・オーウェンが先制。何という冷静なゴールだった事か!そう、フットボール優等生であり、エリート街道をひた走るマイケルにミスは許されない。ネットが揺れると上段のサポーターが降ってきた。(マジで・・・>汗)まだ日本にいられるんだ!!と、この時点でホームシックにかかっているサポーターは1人としていなかったに違いない!一日でも多くイングランドと一緒に日本にいたい!そんな夢はインジュリータイム(応急処置に充てた時間)になって影が差し始めた。当初4分と表示されたモニターが3分と表示を変えた。そんな事に何か影響があったのかは知る由もないが、突然イングランドの持病が再発する。そう、ラストミニッツに相手にゴールを与える病だ。ノーススタンドのサポーター席の目前で、黄金のボールはロナウジージョからリバウドへ、ポール・スコールズには邪魔されずにゴールへの球道をクリエートしシーマンを拒絶した(体中に走る嫌な予感・・・)。スタジアムにまばらに存在したカナリアイエローが風に舞うタンポポの様に遠くでいくつも揺れていた(やっぱり、そうなるのか・・・???)。
それでも15分間休憩をすると不思議と気分を取り直せるものだった。前半の動きの悪さや、パスが回らない悪癖も何かがきっと解決してくれるだろうと楽観的になれた。ところが、前半シーマンに襲いかかった悲劇がここに来て結果を出す。ハーフタイムに補給したであろう大量のブドウ糖がまだ胃の中に分解されずに残っている後半5分、ロナウジーニョのフリーキックがシーマンの頭上をあっさりと通過し、ネットに突き刺さるという悪夢が現実となった。何という漫画のひとコマのようなバナナキックだった事か!クロスを予期していたであろうシーマンは簡単にゴールを開け放してしまっていた。そこからは、どんなに巻き返そうとしても3つの「S」−スタミナ、スキル、スピード−が欠落しているイングランドは全てが空回りした。ベッカムが突然定位置である右サイドから内側に入る事が多くなり、まるで民衆を率いるジャンヌ・ダルクのごとくチームを奮い立たせた。でも、彼自身にすら3つの「S」が不在していた。いつもの不可能を可能にする力が残っていないようだった。イングランドはどんなにあがいても(いや?あがいていただろうか?)、まるで魔法にでもかけられたかのようにボールを奪えない、奪っても奪い返される、前に出す為に成すすべがないように見えた。トルコ、アイルランド、韓国、USAなどが見(魅)せた最後の10分の猛攻撃のようなシーンはなかった。ボールを奪ってもキープできないから、ロングボールで前へ出し相手選手と競り合って、あわよくばのコーナーを狙うパーセンテージボールしか出せない(この戦略、もう見飽きたんだけど・・・・)。どうしてイングランドは、マンチェスターユナイテッドやリバプールが毎週毎週やっているような素晴らしいフットボールができないのだろう?何故、クラブの為に出来て代表の為には出来ない? ・・・永遠の謎だ。 90分を過ぎなくても、目の前で展開される青いポリエステル製の衣装をまとい、バレリーナの舞いのように柔らかくしなやかなフットボールを続けるブラジルに勝利が渡るべきである事は、自然と明確になり、見ている側も納得するしかない。ファイナル・ウィッスルが吹かれると、この午後のベストチームが残った。
「Raaaaiiinnnn!!!」(雨よ、降ってくれ!)と試合中空に向かって口々に叫んだサポーターの雨乞いの声もむなしく、イングランドは乾いた芝生を引きずるように後にした。濡れていたのはシーマンの頬だけだったのかも知れない(彼の謝罪の涙を見たのはこれで何回目だろうか?確かに、人はいいんだけどねぇ〜)。
所はばからず男の涙を見せていた初老のサポーターがスタンドに佇んでいた。シャトルバスヘ向かう道すがらでは身長190cm近い大柄な20代の男性が突然涙を落とし始め、その涙を制御できなくなっていた・・・。彼らの涙が2年後のヨーロッパ選手権では感涙の涙に変わる事を祈りたい!今は、セイン・カミュさんのおじいちゃんであるフランスの有名な小説家、アルバート・カミュの名作「異邦人」の中の主人公が「太陽のせい」と言って犯した罪を弁明したように、すべてを太陽のせいにしてしまおう・・・。
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ワノンワンの採点 |
三 |
HS |
| 監督 スベン・ゴラン・エリクソン Sven Goran ERIKSSON |
5 |
6 |
| GK |
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| 1 |
シーマン David Seaman |
6 |
8 |
| DF |
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| 2 |
ミルズ Danny Mills |
6 |
6 |
| 3 |
A・コール Ashley Cole |
6 |
6 |
| 5 |
ファーディナンド Rio Ferdinand |
8 |
8 |
| 6 |
キャンベル Sol Campbell |
8 |
5 |
| MF |
|
| 7 |
ベッカム David Beckham |
7 |
6 |
| 8 |
スコールズ Paul Scholes |
6 |
7 |
| 21 |
バット Nicky Butt |
5 |
7 |
| 4 |
シンクレア Trevor Sinclaire |
5 |
5 |
| 20(サブ) |
ダイアー kieron Dyerl |
- |
- |
| FW |
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| 10 |
オーウェン Michael Owen |
7 |
8 |
| 11 |
ヘスキー Emile Heskey |
6 |
5 |
| 9(サブ) |
ヴァッセル Darius Vassell |
- |
- |
| 17(サブ) |
シェリンガム Teddy Sheringham |
- |
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| 三=三獅子 HS=Hige-Sho |
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